プログラミング知識ゼロでもOK 超実践!AI人材になる本

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読もうと思ったきっかけ

AI関連を学習していると、「PoC」なる単語をよく目にするようになりました。PoCとはどういった作業なのか、そもそもAI開発はどういったフローで行うのか。本書の目次を見て、それら2点について記載があったので読むことにしました。

感想

AI開発を行ったことの無い自分にとっては、AI開発に対しての姿勢、基本知識を得ることができ、学びが多かった本でした。
第1~3章でAIの基礎を、第4~5章でAI開発の肝と基本フローを学ぶことができました。AIの知識がある人は、第4章から読んでもよいと感じました。第4章と第5章については、もう少し実例を知りたかったです。

本書から学んだ7つの開発手順とPoCについて、自分なり整理してみました。

7つの開発手順

 

PoCのQ&A

PoCって何?

Proof of Concept=概念検証の略称です。アイデアや新技術が技術的に実現可能かを検証する作業を示します。

PoCって必ず実施しないといけないの?

必ず実施する必要はありません。
すでに普及している技術を使ってシステム構築する場合は、PoCを実施する必要はありません。

PoCで検証する範囲はどこまで?

作成予定のシステムが実用に堪えれるものかを検証する必要があります。そのために、本番より小さい規模でシステムを作成し、アイデアや技術的な課題の実現性を検証し、方向性に間違いがないことを確認します。

PoCとプロトタイプ開発は何が違うの?

作業範囲が異なります。Pocは作成予定システムの縮小版を作成して実用に堪えれるかを検証します。プロトタイプ開発は肝となる機能を作成して実用に堪えれるかを検証します。

PoCの目標設定はどうすればよいか?

AIシステム以外の周辺システムをほぼ完成させることを目標にします。商品・サービスとして顧客に受け入れてもらえるかを確かめるために、PoCで作成したシステムを第三者によるチェックを行ってもらいます。

PoCの段階で課題や問題点をすべて解決しないとダメ?

課題や問題点に応じて、規模の縮小や代替案を検討し、「今できること」「近い将来できること」を分けて考える必要があります。「今はできないこと」を明確にし「今できることで同じようなことが実現できないか」と発想を転換することで解決できる場合があります。

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